目斗嶼灯台

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この白黒ストライプの灯台は、目斗嶼のランドマーク-目斗嶼灯台です。目斗嶼は、吉貝島の北方およそ3.8カイリに位置しており、大工が線を引く際に用いる「墨壺」に形状が似ていることから「墨斗嶼」とも呼ばれます。後に、同じ発音の「目斗嶼」に改められました。澎湖群島のうち、人が暮らしている島の中で、目斗嶼は最も北側に位置していることから「北島」とも呼ばれており、目斗嶼灯台の旧称は「北島灯台」でした。
 
この灯台の建物は、周りを取り巻く険しい海底地形と関係しています。澎湖群島には急流が多く、漁民たちの間では「一磽、二吼、三西流」という俗語があるほどです。このうち、最初に出てくる「一磽」は、目斗嶼の北側にある大磽嶼を指しています。周りを暗礁に囲まれ、水の流れが急であることから、近くの二磽嶼とともに、条件の厳しい海域として知られていました。海難事故も頻発していたことから、当時の台湾澎湖を統治していた日本政府は、船の水先案内を目的に、この灯台を建てました。
 
風と波による腐蝕を避けるため、塔の基礎はレンガで作られており、建物にはさびにくい鋳鉄が材質として使われています。外観は白と黒のストライプで、目を引く警告表示としての役割を担っています。灯台の周囲にある建物は灯台守の宿舍と事務所です。灯台内部は一般公開されていませんが、外からその壮麗な建物を見る価値は十分にあります。

データ出典:澎湖国立風景区管理處、澎湖県政府観光局
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