西嶼弾薬本庫

観光スポット
国定古跡・西嶼弾薬本庫軍事文化園区

西嶼弾薬本庫は、その名の通り主に砲弾を保管する場所です。
 
洞窟式弾薬庫には単窟と双窟の二種類の恒温恒湿弾薬庫があり、単窟式弾薬庫は三つ折り式の単層屋根で構成され、双窟式は二重壁丸屋根構造工法を採用しています。それぞれ有煙火薬、無煙火薬という二種類の火薬を保管し、洞窟式弾薬庫には二重壁丸屋根構造を採用しています。まず、山の中腹にある岩盤にアーチ形の穴を掘り、鉄筋コンクリートにより外側の構造を作ります。外側に防水加工を施し、再び鉄筋コンクリートにより内側の空間を築きます。無煙火薬を保管するために、一定の温度と湿度を維持するほか、電磁パルスと湿気を徹底的に防ぐため、天井と壁を銅板で覆います。
 
洞窟式弾薬庫は地上建造物で、外壁は石積み、内壁は木材の壁からなり、防湿のため板張り高床となっています。屋根は鉄骨トラスを採用し、屋根瓦には黒燻瓦と呼ばれる平瓦を使用しているほか、落雷を防ぐための避雷針を屋根に設置しています。
 
二種類の弾薬庫は台湾でも珍しい日本統治時代初期の軍事施設であり、日本統治時代特有の建造技術が見られるため、国定古跡として保存されています。

データ出典:澎湖トラベル
画像出典:澎湖トラベル、澎湖国立風景区管理處

訪問情報


(1) 大人(一般の方): TWD50
(2) 団体チケット: TWD40 (10名以上の団体)
(3) 半額: TWD30 (7~12歳の子供、学生で有効な学生証をお持ちの方)
(4) 入場無料条件は以下の通りです: 校外学習のために入館する本県の学校団体、6歳以下の子供、心身障害者および付き添いの方1名、65歳以上の高齢者、栄民証をお持ちの名誉国民の方、ボランティアサービス栄誉カードを所持するボランティア、本県の名誉県民、澎湖県民、または身分証番号が「X」で始まる者。

  • 開放時間
  • 09:00~17:00(火曜・水曜・祝日休館)
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