姑婆嶼は白沙の北西、吉貝嶼の南西にあり、玄武岩で構成されるメサ台地です。南北の長さは約1キロメートルで、澎湖諸島北海内で最大の無人島です。島は主に4つの陸塊と3か所の小さな地峡で形成されたメサ台地です。北岸には大きな波食棚があり、東岸の南北それぞれに天然の白い砂浜があります。島の至る所に多孔状の玄武岩があります。表層は鉄分を多く含む石英砂岩層で覆われており、コントラストが強烈です。
 
姑婆嶼港
島には「英国商船沈没記念碑」があり、この記念碑が設置されている場所が島の最高地点になります」。北岸の波食棚は波に長年さらされ、天然海苔の名産地となっています。品質が良く、毎年冬の収穫期が来ると、赤崁村の住民は船に分乗して収穫に向かいます。海苔を収穫する人は非常に活気にあふれ、にぎやかな海上マーケットのようです。澎湖は天然海苔の産地として有名で、海苔は澎湖の人々から黒金と呼ばれています。姑婆嶼の北側は天然海苔のエリアで、まったく汚染されていません。毎年10月末から翌年3月末までは海苔の成長期であり、冬は強い北東季節風を受け、海苔は打ち付ける波により成長が促されます。また、冬は収穫の季節であるため、「黒金摘み」の季節とも言われています。姑婆嶼と白沙嶼の間の海域はキビナゴの最大の漁場であり、毎年4月から9月は澎湖のキビナゴの漁期ですが、そのうちの5月は産卵期であるため、キビナゴの生態を後世に残すために禁漁期になっています。

データ出典：澎湖トラベル