東嶼坪嶼

観光スポット
東嶼坪嶼は澎湖南方四島国家公園(注1)の4つの主要な島のうちの一つです。島は澎湖県望安郷に位置し、西嶼坪嶼と隣接しています。東嶼坪嶼は、およそ800万年前の澎湖火山熔岩で最後に形成された島です。望安嶼の南方東寄りに位置し、両島間の距離は約10海里あります。この海域にはサンゴ礁が広く分布し、色彩に富んださまざまな海の生態が存在します。また、陸上は過度に開発されていないため、玄武岩やサンゴ石で建てられた澎湖厝や菜宅が保存されています。島は中央から南北に長いブロックに分かれ、周囲は険しい海崖に囲まれています。北岸は連なる岩脈、南岸は広大な砂浜があり、西岸にも小さな砂浜があります。
集落は主に西側と南西側にある窪地に分布し、道路の南北に広がる広大な斜面には菜宅(注2)、棚田があり、特有の人文景観を生み出しています。現在の住民の数は多くなく、主な産業は観光業と漁業です。島では、塔仔、陸繋島、青蛙石、東嶼坪嶼集落、棚田と菜宅、玄武岩節理などの景観を楽しむことができます。塔仔:港の埠頭にある関公像のように見える巨大岩で、その大部分は玄武岩から構成されています。海水や風による長期の浸食により、周囲の岩は黄土色になっています。陸繋島:南の海岸には地元の人が「四仔角」と呼ぶ陸繋島があり、その片側には潮間帯生物が数多くいる広大な波食棚があります。青蛙石:玄武岩の集塊からなり、しゃがんだ蛙の姿に似ています。東嶼坪嶼集落:集落は島の南部、中部、北部に分布し、家屋の多くは伝統な閩南式建築となっています。丘の風除け場所に沿って南から北へ反対方向に進むと目にすることができます。棚田と菜宅:東嶼坪嶼は南北の二つのブロックの中間に位置しています。ここでは、強い北東季節風を避けることを目的とした壮観な棚田と菜宅の遺跡を見ることができ、昔の農業の様子を垣間見ることができます。玄武岩節理の景観:後山では海蝕溝、海蝕柱、海蝕洞などの多様な地質景観を見ることができます。金龍塔を中心とした左側には海蝕アーチがあり、海を望めば海蝕溝の地形を見ることができます。右側には、マグマの冷却時間の違いにより形成される柱状節理及び板状節理といった二種類の節理があり、その下には火山角礫岩の層があります。
澎湖南方四島国家公園の範囲にある各島の資源は限られているため、訪れる方は資源を大切にし、島の負担を増やさないようにゴミはお待ち帰りください。
  
注1:澎湖南方四島は、望安郷が管轄する東嶼坪嶼、西嶼坪嶼、東吉嶼、西吉嶼及び周辺の島礁から構成されます。
注2:菜宅は玄武岩またはサンゴ石の壁を四方に使用した建築物で、作物が順調に育つように強風を防ぎます。
【おすすめの滞在時間】 4時間または一晩

データ出典:澎湖トラベル

サービスについて:澎湖南方四島国家公園内の各島では資源が限られています。観光客の皆様には資源を大切に使い、ゴミは必ず持ち帰って、島に負担をかけないようご協力をお願いいたします。

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