「外垵村は西嶼郷の南にあり、北は内垵村に隣接しています。自然の防御壁を備え、北東季節風の影響を受けにくいことから、西嶼郷で人口が最も多い地域となっています。地形的要因、そして海峡内の漁場に近いことから、漁業活動が盛んであり、多くの住民にとって漁業は生計手段となっています。外垵漁港は、2011年に漁業署が選ぶ「全国10大魅力漁港」にて、「文化が集う漁港」に選ばれました。昼と夜で全く異なる顔が見られる港となっています。
 
温王廟は外垵村の信仰の中心地となっており、廟には温府王爺が祀られています。元宵節の期間中、温王廟は催事の中心地となり、乞亀、平安橋などの活動を通じて平安を祈願します。夜になると、神の加護に感謝し、今後一年の豊漁を祈るため、100艘あまりの漁船が外垵漁港に集まり、漁火を灯して祝福を祈ります。明るく輝く漁火は三日連続で灯され、外垵の夜空を照らします。元宵節の期間しか見られない珍しい光景「外垵の漁火」を見ようと、多くの観光客が訪れます。
 
外垵漁港の景色を望みたいのであれば、高台にある外垵三仙塔から外垵村全体を見渡すことができます。外垵三仙塔は西埔三仙塔とも呼ばれ、外垵村温王廟南西の村の前の山頂にあり、崖の上に3つの魔除けの石塔が立っています。三仙塔の下部は正方形の石の台座、上部は円錐形の石の塔になっており、高さは約2メートル、直径は約1メートルあります。魔除けである石敢當としての役割があり、主塔には玄武岩の塔碑が嵌められています。」

データ出典 : 澎湖トラベル、澎湖県政府観光局