蛇頭山レクリエーションパーク

観光スポット
蛇頭山は澎湖南西の風櫃尾北端に突き出た小さな半島にあり、北岸の金亀頭とともに馬公湾防衛の要となっています。海の横たわる蟒蛇のような形状をしていることから、「蛇頭山」と呼ばれています。蛇頭山に登れば海湾を見下ろし、遠くに馬公市を望むことができるほか、四角嶼や澎湖内湾を一望することもできます。また、山頂は海抜20メートルのところにあります。台湾小百岳の一つであり、その小百岳の中で最も低い山となっています。蛇頭山はかつての軍事上の要衝であり、1622年にオランダ人はここに要塞を築きました。この要塞は台湾最古の紅毛城となり、紅毛城の遺跡は民国90年(2001年)に国定古跡に指定されました。
蛇頭山の南東には仏軍戦没将兵記念碑及び日本軍戦艦松島沈没記念碑があります。それぞれ異なる時期に建立されたものであり、前者は仏軍占領下の馬公島で病死した将兵を記念するものであり、後者は馬公港付近に停泊していた軍艦「松島」で発生した火薬庫爆発に伴って殉難した将兵を記念して日本政府が建立した石碑です。澎湖県政府の計画と再整備により、澎湖風櫃の蛇頭山は古戦場、過去の軍事遺跡として位置づけられ、かつて蛇頭山で起きた戦火に思いを馳せることができます。また、観光客が風景を楽しみながら休憩できるスポットの一つになっています。
蛇頭山のある風櫃は、異なる時代、異なる国籍の兵士が異国の地に埋葬されたという歴史があるため、およそ100年前、風櫃の主神である温王爺が降臨し、旧暦の普度の際に異国の兵士のために、外国の酒やタバコ、生牛肉や生魚などの食材を供え物として準備するよう指示しました。地元の人は、これを「冥軍卓(Bîng-kun-toh)」と呼んでいます。

データ出典:澎湖トラベル、澎湖国家風景区管理処、澎湖コミュニティ総合再生センター

訪問情報:見学無料

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交通・輸送
INFORMATION
馬公市から県道204号線を進み、県道201号線に接続して風櫃方面へ向かいます。所要時間は約30分です。
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