後寮天堂路
観光スポット
天堂路は澎湖の人気観光スポットであり、かつては東坪碼仔と呼ばれていました。許耀彬氏の研究によれば、東坪碼仔は100年以上前に建造され漁船を係留させていたほか、北方外界にある姑婆嶼などの島嶼が南方の後寮を襲撃するため、保生大帝の指示に従い、かつての人々が東坪碼仔を建造したとありました。海岸線に隣接する煙墩山の崖錐が弓のような形をしており、東坪碼仔の形状が矢のようであることから、その二つを合わせて「厄災を破る」とされています。後寮村にはほかに、西(港)埠頭と舢舨埠頭があります。後寮の人々における西(港)埠頭が、現在の後寮漁港埠頭です。その後、船泊りの利便性向上のため、海底の地形に合わせて東坪碼仔が増設され、現在の天堂路の場所となりました。また、東西二つの埠頭の間にL字型の舢舨碼埠頭を建造した後、東坪碼仔は旧埠頭に名称を変更しました。現在でも、舢舨埠頭には「漁船を守る」と刻まれた碑が残されています。建造時期は不明ですが、1960年代前後に完成したものと考えられています。
データ出典:国家文化記憶庫 ― 著者:許玉河、澎湖県政府観光処(画像)、交通部観光署
データ出典:国家文化記憶庫 ― 著者:許玉河、澎湖県政府観光処(画像)、交通部観光署