「澎湖に到着した瞬間、1600万年をさかのぼる旅へ」— 潘氏澎湖ワニ化石レプリカ、澎湖空港で展示中

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澎湖県政府文化局は現在、澎湖空港の到着ロビーにて潘氏澎湖ワニ化石のレプリカを展示しています。来訪者の皆さまを1500万年前からやってきた神秘的な存在との出会いへと誘い、時空を超えた旅を体験していただきます。展示期間は中華民国116年3月9日までです。

この化石は2006年、澎湖・西嶼の海岸にある干潮線付近の砂岩層から発見されました。非常に珍しい「原地埋没(イン・シチュ)」の状態で保存されており、地層の背景も明確です。国立自然科学博物館による3年間の修復と研究を経て、2009年に正式発表され、台湾古生物学における重要な成果となりました。

このワニ化石は中新世の「漁翁島層」に埋没しており、約1500万〜1700万年前のものと推定されています。台湾で発見された脊椎動物化石の中でも最古級に属し、澎湖水道で見つかった動物群よりもはるかに古いものです。潘氏澎湖ワニは、1500万年前の地質や生態を解明する手がかりとなるだけでなく、科学と想像力をつなぐ架け橋として、化石から太古の生物や環境を再現する貴重な存在です。澎湖における重要な自然・文化遺産の一つでもあります。

文化局によると、交通の要所である空港にレプリカを展示することで、訪問者が澎湖に到着した瞬間から、数千万年にわたる自然の歴史を体感できるようにするとともに、自然文化資産の保存や科学教育への関心を高めることを期待しています。なお、実物の化石は現在、澎湖化石館に収蔵されています。同館2階の展示室は改修工事のため一時閉鎖中で、5月に再オープン予定です。再開後は貴重な化石標本を直接ご覧いただけます。

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