東衛坑道
東衛坑道は全長約120メートルの半地下式アーチ構造の坑道で、もともとは日本統治時代末期に防空壕として建設され、軍需物資の保管や米軍機の空襲からの避難に使用されました。1961年には軍によって再整備され、東南側は空軍防空砲208大隊第1中隊の兵舎として利用され、西北側は陸軍菜園師団司令部の「奉化二号」通信室が設置されていました。また、その隣には戦時指揮所が設けられていました。一般的な軍事坑道とは異なり、東衛坑道には正式な軍事番号は付与されていません。1990年代に軍が撤退した後は管理が行われず、内部の乱雑化や壁面のひび割れが見られる状態となりました。
澎湖県政府は本施設を再活性化し、新たな観光資源とするため、「東衛坑道軍事体験整備プロジェクト」を提案し、交通部観光署の2022年体験型観光地域環境整備計画の補助を受けました。2023年8月に完成し、坑道と地域コミュニティを結びつけたストーリー性のある歴史観光スポットとして整備されました。2024年にはさらにアート展示を導入し、文化観光の新たな拠点として発展しています。また、東衛ダム、石彫公園、東衛天后宮、正甘泉万代井など周辺スポットと合わせ、新たな観光ルートが形成されています。
地域の軍事遺産を活用し観光振興を図るため、「東衛坑道アートギャラリー」は2024年6月5日に正式オープンしました。館内では地元アーティストの作品展示に加え、歴代の澎湖花火フェスティバルの受賞写真も紹介されています。また、ARインタラクティブ体験として、イルカやウミガメ、魚群が動く海洋テーマの映像演出を楽しむことができます。さらに、花火をテーマにした展示やドローン体験を通じて臨場感あふれる演出が行われ、来場者は好みに応じてショート動画を撮影することも可能です。
澎湖タイムトラベラー軍事体験:
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出典: 澎湖Travel
- 住所
- 澎湖県馬公市3322號
- テーマ別
- 文化スポット