湖西の北寮村にある奎壁山は「亀鼈山」と呼ばれていましたが、後に同じ発音の「奎壁山」に改められました。古くから奎壁山の「奎壁聯輝」は旧澎湖八景の一つに数えられ、日の出や星を観賞するのに最適な場所となっています。
 
北寮レクリエーションエリアは、カンラン石を豊富に含む玄武岩である番仔石と海食地形が特徴です。「番仔石」は赤嶼から南東約1キロメートルの波食棚で、不規則な範囲に大量のカンラン石捕獲岩が玄武岩質溶岩流に含まれます。マントル奥深くの高温高圧環境下の産物であり、地元の人はこれを「番仔石」と呼んでいます。また、最も有名なのが奎壁山と赤嶼です。潮が引くと、二つの場所を結ぶS字状の砂利道が出現し、典型的な陸繋島地形となっています。
 
この砂利道を歩く時は、必ず潮汐時間を確認してください！満潮時、海水は確認できない赤嶼の背後で徐々に満ち、赤嶼の両端を超えて押し寄せてきます。すぐさま岸に上がらなければ、命が危険にさらされます！
 
安全維持のため、現在は砂利道の通行時間を管理部門が制限しています。必ず現場の案内を遵守し、現場にいるサービス担当者の指示に従ってください。海に降りて歩行体験ができるのは開放時間のみとなり、開放エリアは歩道の中心線から左右7.5メートルです。景観や生態の維持及び観光客の安全のため、赤嶼に上がるのは禁止とします。
 観光客へのサービスとして、レクリエーションエリア内に観光案内や相談サービスを提供する観光案内所を設けたほか、バリアフリー設備、トイレ、足洗い場の設置や有料駐車場を管理しています。

 【おすすめの滞在時間】 1.5時間
● 潮だまりを歩く際は、現地の指示に従い、潮位や岩場にご注意ください。
● 潮間帯の生態系を大切にしましょう。石を持ち帰ったり、生物を干渉しないでください。

データ出典：澎湖県政府観光局