東吉嶼灯台

観光スポット
東吉灯台は東吉嶼北側の尖礁、標高47メートルという島で最も高い場所に建設されました。黒水溝を航行する船にとって、重要な指標となります。
 
明代末期から清代初期にかけ、台湾と福建省の間の往来は頻繁に行われていました。これまでの航海経験に基づき、大陸を出航して東に向かう船は、目視での位置確認により西嶼、花嶼を通過することで、東吉嶼に無事にたどり着くことができます。
 
かつて望安海域で発生した遭難事故の多くは、東吉嶼周辺で起きていました。遭難事故の発生頻度が高いことから、船員や漁師の多くは恐怖を感じていました。
 
そのため日本人は、現地海域における航行の安全を確保するため、明治44年(1911年)に灯台を建設しました。当初、東吉嶼灯台は円筒状の鉄塔でした。
 
しかし、明かりを灯した後も黒水溝の航行安全性は確保できませんでした。灯台による守護機能を強化するため、複数回の設備交換を経て、今日のような灯台になりました。今も光を発し続け、船を導いています。
 
【おすすめの滞在時間】 0.5時間(船の停泊時間に従うものとします)

データ出典:澎湖南方四島国家公園、澎湖県政府観光処
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