文物館は高齢者レクリエーション活動センターにあります。現在活動センターの1階はホールになっており、カラオケなどのレクリエーション活動が住民に提供されています。そのほかにジムや会議室もあり、多目的な活動センターとなっています。展示施設は2階にあり、「七美の島民が古くからいかにして劣悪な自然環境の下で、地元の資源を有効に活用して日常生活の必要に対応してきたのか」をテーマに定め、調理器具、食器、食物、服装、建築、集落と生活空間、地域の文学と歴史、民俗祭事、七美の薬草植物などの側面を切り口にしています。
設置の目的は、文化を観光事業の礎として地域経済を活性化させるだけでなく、文物館を設置することで伝統文化の保存および発揚、良好な環境教育の場の提供、住民の文化に対する認識の向上、七美の観光資源の充実化、地方の文化産業の形成を行い、地域住民の生活と相互交流の文化拠点になることです。館内は展示室、デジタル体験エリア、DIY創作エリアなどに分かれています。開館以降、一連の雅石文物、日本統治時代のマジョリカタイル、玩具などを展示し、台湾の島における古来の文物の特色を表現しています。そのほかにも、館内にはパソコンが設置されており、インターネットによる国内外の情報やイベントを検索できるサービスを住民に提供しています。今後は、七美の文化的特色と観光案内所の役割を結び付ける方向で発展することを目指しています。
【おすすめの滞在時間】 1時間

データ出典：澎湖トラベル