七美大獅風景区は中和村山頂集落のそばの海辺にあります。七美海岸にある玄武岩の海蝕は壮観で、海岸線に沿って連なる柱状玄武岩の海食崖は非常に素晴らしい景色となっています。大獅風景区にある「大獅」とは、海中でうずくまる獅子のように見える巨大な玄武岩のことで、この大獅は放射状の柱状玄武岩の海蝕により誕生しました。獅子岩のそばには珍しい風景がもう一つあります。それは、明確な褶曲を持つ火山角礫岩です。圧力による湾曲構造により、海の上を蛇行する巨大な龍のような見た目となっているため、「龍埕」と呼ばれています。この波食棚にはさまざまな大きさの豆腐岩があるほか、大きさが異なる甌穴が100個以上あります。その規模は澎湖でも大きく、甌穴は整然と並んでいます。
 
ここには展望台が設けられており、右側に獅子岩、左側に龍埕を望むことができます。ここでは変化に富む地質景観が楽しめます。大獅風景区のそばには、アイスクリームや特産品を販売する露店や雑貨屋があります。また裏の路地を進むと、異なる角度から岩獅子を見ることができます。そして階段を下りれば、獅子岩と龍埕を間近で見ることができる展望台があります。
1.美しい景色を見ようとして展望台から体を乗り出さないようにしてください。崖に落ちる可能性があります。
2.自転車に乗って村の道路を走る場合は、路地が狭いのでスピードを落としてください。また、北東季節風が強い時は、バランスを崩す恐れがあるため注意してください。
【おすすめの滞在時間】 0.5時間

データ出典：澎湖トラベル、澎湖国立風景区管理處