観音亭レクリエーションパーク

観光スポット
観音亭レクリエーションパークは、歴史と現代が融合した多彩な海のレクリエーションパークです。園内には歴史を代表する観音亭のほか、新たに建設されたウォーターレクリエーションエリア、ヨット訓練センター、インクルーシブ公園、バスケットボールコート、スケートリンク、ペットパークなどの公共娯楽施設が設置されています。運動や海の観賞を楽しむことができる人気のレクリエーションスポットです。
 
パーク内の観音亭は、康熙35年(1696年)に澎湖水師協の右営游撃である薛奎により建立されました。澎湖初の観音を祀る寺院であり、これまでに何度も改修が行われてきました。歴史、文化、芸術的価値から県の古跡に指定されています。
 
観音亭には楹聯や扁額などの文物が数多く保存されています。例えば、右廂房(龍王廟)神龕の両側には、楹聯:「祥雲靄靄来南海、甘露湛湛潤炎方」、年款:「乾隆甲申年仲秋」、落款:「護理副総兵官戴福敬立」と記されています。これは、乾隆二十九年(1764年)に澎湖水師協の右営游撃である戴福が観音亭を改修した際に残した文物です。そして、この対になって掲げられる楹聯は、澎湖観音亭で保存されている文物の中で最も古いものになります。
 
また、観音亭廟埕にある雌雄の獅子像は、もち米モルタルを彫塑したものです。もともとは清時代に澎湖水師総鎮署の衙前にあったものですが、昭和十二年(1937年)に澎湖観音亭前に移されました。
 
観音亭の向かいには、一段と目を引くレインボーブリッジと呼ばれる「西瀛虹橋」があります。鋼アーチ橋で、夜になると七色のネオンが輝きます。海面を照らす光が、より一層ロマンチックな雰囲気を醸し出します。近年、西瀛虹橋は澎湖花火大会の打ち上げ会場になっているため、大会当日は人が集まり、観音亭や海豚亭近くの岸辺に座り、夜を彩るレインボーブリッジと花火の華麗な競演を楽しみます。
 
【おすすめの滞在時間】 2時間

データ出典:澎湖トラベル、『澎湖県馬公市 観音亭誌』、『媽宮(1604~1945)― 台湾の伝統的城鎮空間の近代化変遷に関する研究』

訪問情報:見学無料

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